寺口雅彦(てらぐち・まさひこ)
1951年東京生まれ。75年早稲田大学法学部卒業。渡辺プロダクション、海潮社(出版社)を経て78年KKベストセラーズ入社、新書、豆本、文庫などを含めた単行本編集に携わる。『プロ野球を10倍楽しく見る方法(200万部)』(江本孟紀)『競馬で勝って歓喜する本』(高本公夫)『混浴温泉秘湯の旅』『鬱の時、何を聴くか』(山本直純)などベストセラーも担当。
1983年、雑誌『ザ・ベストマガジン』創刊に備えて、新部門の雑誌編集部に異動。創刊から約5年間編集に携わる(創刊半年で刷り部数100万部到達)。入社から約8年間、ベストセラーズ創業者、岩瀬順三の薫陶を受ける。
1988年、書籍部門に復帰、90年、書籍担当の取締役編集局長に。2001年に退社するまで同職を勤める。その間、『秘本図書館』(シリーズで100万部超)、『東南アジア男の一人旅』『細木数子の六星占術』などを担当。また『NEW新書シリーズ』を立ち上げ、『精神科のすべてがわかる本』『英語アレルギーの治し方』『英語の学び方』『アドラー心理学入門』(岸見一郎)『フーゾクの経済学』(岩永文夫)などのヒットを飛ばす。
退社後も引き続き担当した『妻たちの性の記録』(ワニ文庫)は全80巻(約150万部)のロングセラーシリーズとなった(続刊の「妻たちの性のリポート」と合わせると、ちょうど100巻となる)。同じく退社後も担当した『細木数子の六星占術』の平成18年度版は1000万部超を記録。『細木数子の六星占術』は版元が飛鳥新社に移った後も担当(2020年版まで)。
2001年、単行本の企画立案、編集作業、執筆(ゴーストライティング)を主な業務とする編集プロダクション文筆堂(個人事務所)を設立。比較的最近関わった書籍に『認知症はもう怖くない』(西崎知之著/三五館刊)『呪いの鎮め方』(川井春水著/三五館刊)『後悔しない死の迎え方』(後閑愛実/ダイヤモンド社刊)『「空腹」こそ最強のクスリ』(青木厚著/アスコム刊)『高速仕事術』(上岡正明著/アスコム刊)などがある。
2012年よりNPO法人「企画のたまご屋さん」の出版プロデューサーも務める。