刺された!咬まれた!危険・有害虫図鑑
近年、南米原産の外来種・ヒアリの発見が日本各地であいついでいるほか、マダニによる感染症で死亡者が出るなど、国内で身近にひそむあぶない虫への恐れが高まっています。山間部にとどまらず、都市部の国道沿いの植え込みや、公園にまでキケンエリアは拡大中。本書では、身近に潜む危険な虫たちを「スピード、パワー、凶暴性、防御力、毒力」などで分析し、最凶の虫をランキング付イラストで紹介しています。
もくじ
第1章 家庭にひそむ最凶虫ランキング
- 1位 キイロスズメバチ
- 2位 セアカゴケグモ
- 3位 トコジラミ
- 4位 チャドクガ
- 5 位 アオバアリガタハネカクシ
- 6 位 シリアゲアリ
- 7 位 マダラサソリ

赤く小さな体に青い翅と黒い頭をもつ美しい昆虫だが、強力な毒虫でもある。しかしその体のどこにも毒針や毒牙は見当たらない。それもそのはず、アオバアリガタハネカクシはその体液に毒を含んでいるのだ。
第2章 公園や植え込みにひそむ最凶虫ランキング
- 1 位 ヒアリ
- 2 位 カバキコマチグモ
- 3 位 セグロアシナガバチ
- 4 位 ミツバチ
- 5 位 トビズムカデ
- 6 位 イラガ
- 7 位 ヨコヅナサシガメ
- 8 位 サソリモドキ
- 9 位 ミイデラゴミムシ
- 10位 オオジョロウグモ

地味な色いろの小さな体は、一見するとふつうのアリにしか見えない。だが彼らはハチのように尻に毒針をもち、これで刺されると、まるで焼けるように痛む。このことから「ヒアリ」の名が付いたのだ。
第3章 山林にひそむ最凶虫ランキング
- 1 位 オオスズメバチ
- 2 位 イワサキカレハ
- 3 位 ブユ
- 4 位 ヌカカ
- 5 位 マダニ
- 6 位 オオクロケブカジョウゴグモ
- 7 位 ツクイムカデ
- 8 位 ツチハンミョウ、マメハンミョウ
- 9 位 ヒラタクワガタ
- 10位 ウシアブ
- 11位 ヤエヤマサソリ

働きバチで体長40ミリに達する、世界最大のスズメバチ。ほかのスズメバチと毒の成分そのものは同様だが、体が大きい分、ひと刺しごとの注射量が多い。そのためあらゆるハチの中でも痛みがひときわ激しく、重症化しやすい。
第4章 水辺にひそむ最凶虫ランキング
- 1 位 タガメ
- 2 位 マツモムシ
- 3 位 リュウジンオオムカデ
- 4 位 チンクイ
- 5 位 ウミケムシ
- 6 位 モンハナシャコ
- 7 位 ヤシガニ

タガメなどと同じく、水中で生活するカメムシの仲間。マツモなどの水草が茂る水辺に多く見られることからこの名が付いた。後脚がオールのように長く発達しており、水中を自由自在に泳ぐことができる。
第5章 世界の最凶虫ランキング
- 1 位 グンタイアリ
- 2 位 ブルドッグアント
- 3 位 クロゴケグモ
- 4 位 スイミングスコーピオン
- 5 位 スマトラオオヒラタクワガタ
- 6 位 リオック
- 7 位 ペルビアンジャイアントセンチピード
- 8 位 ツムギアリ
- 9 位 ゴライアスバードイーター
- 10位 ダイオウサソリ
- 11位 スカンクローチ

刺された部位は猛毒でしびれ、異常感覚におちいる。スイミングスコーピオンは樹皮の下や朽木の中、あるいは積み上げられた瓦やベニヤ板いたのすきまに隠れていることが多い。そのため人間と出会う機会も多く、事故も起きやすい。うっかりこのサソリに触れて手を刺されると、ハチに刺された場合に似たするどい激痛が走はしる。
Amazonで購入する 発行:カンゼン 著者:平坂寛 イラスト:ハマダミノル
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