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阪急阪神ホールディングス社内取締役の年俸はなぜ安い?

阪急電鉄や阪神電気鉄道を統括する阪急阪神ホールディングスの社内取締役の年俸が気になります。

【有価証券報告書】
17年3月期:12人の社内取締役に対して1億800万円を支給。1人平均900万円。18年3月期:13人の社内取締役に対して8200万円を支給。ただし、年度末の社内取締役数は7人です。6人は4月―6月の3か月分の支給を受けて17年6月に退任しています。したがって、6人を1・5人分とカウントして支給対象は8・5人とすると平均は964万円になります。年俸1億円超が珍しくない中で、なぜ、こんなに年俸が低いのでしょうか?
グループを統括する持株会社からの支給しか開示していないからでしょう。それぞれの社内取締役は、阪急電鉄や阪神電気鉄道などの社内取締役を兼務しています。それら事業会社から支給されている年俸を省いているからだと推定できます。総額で1億円に達していないことから、開示義務がないという判断でしょうが、あまりほめられたことではない気がします。